一二三四五六七八九十、布留部 由良由良止 布留部（ひと ふた み よ いつ む なな や ここの たり、ふるべ ゆらゆらと ふるべ）」

狂い巫女
「メディウム」あるいは「ネノイツキヒメ」（根の斎毘女）
出現条件：戦闘 　加勢側：悪役・敵役側
争いの気配ある所に何処からともなく現れる、東の果てから渡ってきた歩き巫女。
（※歩き巫女※特定の神社に所属せず、全国各地を遍歴し祈祷・託宣などを行い生計を立てる。）

切れ長一重の黒い眼、象牙色の肌に黒髪。
典型的東洋人といった風貌であり、エルフの様であり、どこか生命を置き忘れたような超然とした空気を纏う。
神楽鈴を１つ手に、ストレートの黒髪を和紙と水引で１つに纏め、やや緩く崩した白衣に、緋袴に白足袋に草履。
身長はやや高めに１７０㎝オーバーで華奢過ぎず、セクシー系巫女。属性的にはキチデレ。
魔具の他に、「神咒」（かじり）を扱う言霊使い。

武装：御幣を幾つか懐に、そして『十種神宝』を纏う。
『十種神宝』：極東の伝承にみられる神器の模造品。魔術武装。
・首から提げた丸鏡「奥津鏡」覗き込んだ者を支配下に引き摺り込もうとする催眠鏡。「辺津鏡」魔力反射鏡、反射した魔法は威力を減じながら四方八方無軌道に飛び散る。
・腰に佩いた刀「八握剣」鋭く頑丈な剣、魔力を切り裂く魔力刀。
・玉を連ねた首飾り「地返玉」黄泉より死者を呼び寄せる、アンデット作成召喚。「死返玉」不死性付与。「生玉」生命力上昇、治癒促進。「足玉」精神武装具、精神干渉を無効化。
・左右の腕と髪に一枚づつふわりと巻いた薄布「蛇比礼」蛇を招きよせ、操る。「蜂比礼」百足や蜂などの害虫を招き寄せ、操る。「品物比礼」妖しいものや邪なる者に護りを与える。

これらの『十種神宝』は、模造品の更に逆位反転版。本来、災いを払う力を持つ神宝を、災いを引き寄せる物とした。
元来、模造品とはいえエルフの身でも全てを思うさま操るのは難しいだろう高位の魔具であるが、魔法使いのするように魔具を制御・支配しているのではなく、 魔具に干渉「されている」側、つまりは巫女の方こそが道具に使われているような様相のため、全ての魔具が問題なく機能している。
 それ故、巫女からの魔具への支配権は弱く、外側からの干渉で『十種の神宝』の支配権強奪が可能である。
巫女と神宝を結びつける役を担っているのが、常に携行している神楽鈴である。
この神楽鈴も魔具であり、支配権強奪も可能である。